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ジャンル別の本の読書スタイルを語る

大学時代、趣味が読書でよく本を買っていたのですが、当時の僕はとにかく本を綺麗に保存することばかりにこだわっていました。

買ってから読み終わるまでは、布製のカバーを着け、読み終わってから本棚にしまう時には透明のスリーブに入れていました。

社会人になってからは、読書スタイルが変わり、まるで骨董品のように本を丁寧に扱うことにだけこだわるのはやめました。

今回は、本の取り扱いと読書のスタイルについて語ります。

 

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素人の創作物にお金を出すことを躊躇しない世代が増えている?

数年前に、Amazonが提供する電子書籍販売サービスKDP(kindle direct publishing)で電子書籍を発売していたことがあります。内容は、かつて僕が運営していた漫画やアニメのレビューサイトの内容を、まとめて書き下ろしたものです。文字数は2万文字くらいで、価格は99円でした。

完全なる素人の自己満足なのですが、以外にもこれが1年で20冊くらい売れたのです。もちろんKDPの中でも最底辺の売上だと思いますし、ましてやプロの作家とは比べるべくもないと思いますが「何のプロでもない自分が作ったものを、どこかの誰かがお金を出して買ってくれた」という事実は、何とも言えないうれしさがありました。

 

素人の創作物を買うことに関して

一昔前までは、プロでもない人間の創作物が市場に出回ることなどほとんどなかったと思いますし、ましてやそれをお金を出して買う人なんて皆無に等しかったでしょう。それが、インターネット、SNSサービスの発展で非プロの方々が、何かを発信する機会が飛躍的に増えました。

僕もここ数年でKDPの、つまり素人の書いた電子書籍を何冊か購入していますし、他のサービスでも非プロの作品にお金を落としたことがあります。

プロではない人間が作った商品とは、つまり品質が保証されていないということになります。僕も初めてKDPに自分の書いた作品を発売する時は、色々な心配ごとが胸を去来しました。当然ながらその作品は僕以外の誰のチェックも入っていないので、もくじの作り方から誤字脱字の修正に至るまで全て自己チェックです。

「こんなものをお金を取って販売していいのか? もし万が一買ってくれた人からクレームが入ったりしないか?」と、余計な心配で精神をすり減らしていました。心配のあまり、価格を0円で販売しようと思っていましたが、KDPでは価格を0円で販売することはできませんでした(一定のキャンペーン期間に0円にすることは可能)。

考えてみれば当然で、Amazonはその作品の売上の一部を収入にして商売をしているわけですから、ただで作品を配りたきゃ、自分のブログか小説投稿サイトにでも載せてろよという話です。結局最低価格99円にして、自分のサイトにリンクを貼って宣伝を行いました。

 

初めて売れた

そんな紆余曲折を経て発売した作品だったので、最初の1冊が売れた時は目を疑いました。うれしいという気持ちが一番に沸き上がりましたが、しばらくして冷静になると、こんなどこの馬の骨ともわからないような輩の作品を買ってくれる人がいるんだな、と社会の寛容性のようなものを感じたものです。

ただ、一つの要因としては、僕が自分で運営しているサイトにリンクを張って宣伝していたことが少しは貢献したかなと思います。1日10人も人がこないような、ネット上の片隅に転がっている石ころのような零細サイトでしたが、そんなものでも流入先がないと作品自体の認知がされません。KDPで検索されてそのまま購入されるという可能性はないに等しいと思います。

 

プロのへのなり方が変化している

本の話題をそのまま続けますが、近年あらゆるジャンルでプロへのなり方が変化したと思います。例えばライトノベルなんか最たる例ですが、その昔プロの作家になるためには、出版社が主催する新人賞に応募して受賞する以外の道はほとんどありませんでした。

ところが現在では「小説家になろう」等の大手小説投稿サイトに誰でも自由に作品を発表できるようになり、そこから人気を得てプロデビューを果たすという事例が後を断ちません。中でも「このすば」や「リゼロ」等は、小説投稿サイトから商業出版されて一気に人気を画し、現在では立派なベストセラーとなる大出世を果たしています。

今では大手出版社の編集者がこれらの小説投稿サイトを巡回して、ダイヤの原石を捜すようにまでなりました。確かに、小説投稿サイトに載せられている作品であれば、人気度が一目瞭然なので、商業出版後もある程度の利益が見込めるという点は、営利企業である出版社にとってありがたいと思います。というよりも、現在では出版社主催の新人賞にも「読者投票」なる評価制度が導入され、ネット初の作品発掘手法が逆輸入されているような状況になってきています。

 

今後この状況は拡大する

上記したような状況が広がってきているので、素人の作品の中にも楽しめるものがあるかもしれないと考える人が増えてきているのかもしれません。そもそも、素人の作品をまったく信用していなければ、いくら無料とは言え小説投稿サイトに掲載されている作品など読まないでしょう。

今後この状況がさらに拡大していけば、プロとアマチュアの境界線はさらに曖昧なものになります。別の記事で僕は、何かの仕事をしてそれに対してお金という対価を得ていれば、その人はその分野のプロだと書きました。では、電子書籍を数十冊打った僕はプロの作家なのかと言われれば、そんなことはないですし、その定義が認められればプロ作家の数は現在の何十倍、何百倍にも膨れ上がってしまうでしょう。

こういった状況を見て、有象無象が市場に出回る数が多くなり、本当に良質の作品を捜すことが難しくなったと嘆く人もいますが、僕個人は肯定派です。「このすば」や「リゼロ」の作者のように才能を持った人でも、プロの目を通さなければ作品を発表できない状況下では創作に及び腰になっていた可能性もあります。「小説家になろう」のような、素人でも簡単に作品を発表できる場があるからこそ「ちょっとやってみるか」という気持ちで始められ、そこから世に出ることが可能になりました。

 

まとめ

なんだか文脈が滅茶苦茶な記事になった気もしますが、僕が言いたかったことは、世の中の全ての人がクリエイターになれたらいいなということです。小説であれば小説投稿サイト、音楽やダンスであれば「youtube」ような動画投稿サイトなど、どんどん表現を世に送りだせる機会は広がっています。

何よりも「創作」はとても楽しいことなので、一度手を出してみてはいかがでしょう。

 

 

 

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