読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

転職のために100万円かけてwebスクールに通い、挫折した話 その①

社会人に成り立てのころは誰でも仕事ができずに怒られてばかりでしょうが、そんな日がずっと続くと自身がなくなり、「この仕事向いてないんじゃないか」と弱気になってしまうものです。

かくいう僕も入社してからというもの、怒られない日はないというくらい、毎日仕事でミスをしては叱られていました。

そんな生活を送っていると、自然と「もっと向いている職業に転職したい」と思うようになりました。

 

 

web業界への転職をもくろむ

当時僕は好きなビジュアルノベル(ゲーム)を紹介するwebサイトを運営していました(ブログではなく、webサイトです)。サイト運営の基本が書かれている本を買って、それを見ながらの手探りの運営でしたが、元々文章を書くことが好きだった僕は、一日10人も閲覧者がいないながら、サイト運営を日々楽しんでいました。

「これが仕事になったらいいのに」

失敗続きの社会人生活の中で、この考えに至るのは自然な流れでした。

しかし、web業界に転職といっても、まとも会社ならある程度の基礎知識を要求してきます。いくら趣味でサイト運営をしていると言っても、テンプレをベースにそれを少しいじっているだけの僕では、到底実力不足でした。

若さに任せて未経験の会社に飛び込むことも考えましたが、ただでさえブラックと悪名高いweb業界に丸腰で挑んでも、よほどの精神的タフさがないとつぶされるだけだったでしょう。

以上の理由から、僕はスクールに通って知識を付けた上で転職しようと思い立ちました。

 

資料を取り寄せる

ネットで調べた結果、3社ほどのwebスクールの資料を請求しました。すぐに資料は自宅に郵送され、何日かかけてそれらを熟読しました。そんなさなか、ちょっとした事件が起こります。

 

会社にいる時に、資料請求したスクールから電話が来てしまう

当然ですが、会社では転職を考えていることなどおくびにも出さずに働いていました。ある日デスクでパソコンに向かって資料を作成していると、携帯電話の着信が鳴ります。

「はい、(僕の名前)です」

電話の相手が誰かなんて気にもせず、電話に出た僕は、相手側の返答に一瞬で凍り付きます。

「〇〇スクール〇〇校の佐藤(仮名)と申します。先日は資料請求をありがとうございました!」

僕の隣ではリアルタイムで上司や同僚が働いています。

もちろん電話の内容なんて聞こえないですが、僕は咳き込みそうになりながらデスクを立ち、そそくさとオフィスの外に出ました。

僕の内心の焦りなど知るよしもなく、スクール側の人間はしゃべり続けます。

「今回、〇〇スクールで学ぼうとお考えになった理由は何でしょうか」

「はぁ……あの、実は転職を考えておりまして……」

僕は周りを見渡して、会社の人間がいないのを確認してから小声でそう答えました。

「そうですかぁ~! 実はうちのスクールでは現在~」

そこからスクールのPRをまくしたて始めた相手ですが、さすがに僕も辛抱できず「あの、今会社なので」と少しイラ立った声色を出しました。

そうすると相手はすぐに引いて通話が終了しましたが、正直この時点で僕のこのスクールに対する不信感は相当なものになっていました。

なにせ、電話がかかってきたのは平日の昼間です。

「普通相手が別の仕事をしながら転職を考えているようなケースは想像できねーのか⁉ 佐藤(仮名)さんよぉ~⁉」

憤懣やるかたない気持ちでオフィスに戻り、その日はそのまま定時まで仕事をしました。

 

帰宅後、また電話がかかってくる

仕事を終えて自宅のアパートに戻ると、再び昼間と同じスクールの人間から電話がかかってきました。

ひとこと言ってやろうと思いましたが、生来の気の小ささが災いし、結局丁寧に対応してしまいます。そのままスクールの人間に押し切られ、スクール見学の予約をしてしまいました。

 

いざスクール見学へ

スクール側の対応に納得がいかないながらも、どんな人間が電話してきたのか見てやろうという気持ちで、約束の週末にスクールまで出向きました。

出迎えてくれた佐藤さん(仮名)は、見た目は普通の方で、そんなに悪意があるようには見えませんでした。

このスクールでは、パソコンの動画を観ながら授業をするスタイルを取っていました(某◯進◯イスクールのようなシステムです)。ですが、パソコンルームに足を踏み入れた途端、何とも言えない不安感に襲われました。

まず最初に思ったことが、部屋がせまい……。

パソコンの数は10台ほどありますが、部屋が狭く、なんだか窮屈そうな印象を受けました。

続いて、パソコンの中古感……。

パソコンに詳しくない僕ですが、置いてあるパソコンが全て中古の型落ちのような印象を抱きました。この後実際の授業の動画を見せてもらったのですが、ネット回線のつながりが悪くて、動画が中々始まらず、始まった後も途中停止が続くという体たらく。

佐藤さん(仮名)もかなり焦っていましたが、もう僕の中ではこのスクールは「ねーわ」と決まっていました。

 

捨てゼリフを吐いた佐藤さん(仮名)

一通りのスクールの見学が終わり、佐藤さん(仮名)は受講プランなどの説明を始めましたが、僕は「家に帰って考えます、もし受講する場合はこちらから連絡しますので」そう言って立ち去ろうとしました。

すると、カモが逃げてしまうことを敏感に感じ取ったのか、佐藤さん(仮名)はこんなことを言い出しました。

「そうですか。web業界の転職には25才限界説なんかもあるんですよね。(僕の名前)さんの年齢ですと、わりかしギリギリですので……(当時の僕の年齢は25)」

捨てゼリフキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

契約できそうもないと見るや、客の不安をあおる戦法に出やがりました。

今の僕なら苦笑で終わりますが、当時まだ未熟だった僕はこのセリフにさらにイラつき、そのままそっぽを向いてスクールから立ち去りました。

 

やはり相手の事情も想像せず、平日の昼間っから電話をかけてくるようなスクールはダメですね。当然このスクールは選びませんでした。

 

再びスクール探しに戻る

自宅に帰った僕は、今しがた見学を終えたスクールの資料をゴミ箱に突っ込み、残りの2つのスクールの資料を比較検討しました。ちなみにこの時点で3スクールの資料請求をしてから一週間以上が経過していましたが、スクール側から電話をかけて来たのはさきほどの一社だけでした。

僕は残りの2社の内、より規模が大きいスクールに今度は自分から出向いてみることにしました。

……その②に続く