これからはモノをタダで手に入れる時代⁉

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先日とあるブログで紹介されていた書籍に興味を持ち、買ってみようとAmazonをのぞいてみると、定価980円でした。いつもだったら即ポチるのですが、ここでふと「メルカリ」で売られていないかと思い立ちます。メルカリに関しては以下の記事参照。

www.suteneko3000.com

メルカリで売られている商品は、ほとんどが定価より安く売られているし、僕は本を買うときは読めさえすれば商品状態はさほど気にしない性格です。

メルカリで検索してみると、案の定その書籍が定価より安い800円で売られていました。「ラッキー」と思い、メルカリで購入ボタンを押そうとしたとき、またふとあることが思い浮かびました。

この当時、「メルカリアッテ」というメルカリの姉妹アプリがリリースされた直後で、僕の携帯にダウンロードでメルカリで使える300ポイント(300円相当)ゲットのキャンペーンをしているという通知が来ていました。

300円ではこの書籍を買うための800円には到底届きません。しかし、メルカリアッテをインストールする際に、招待コードを入力するとさらに300ポイントが手に入るという事実を知りました。招待コードは、グーグルプレイストアや、その変のブログにもどこにでも書かれているので、簡単に手に入れることができます。僕は2~3分の作業でメルカリアッテのダウンロード及び利用登録(もちろん無料)さらに招待コードの入力を完了し、600ポイントを手に入れました。

さて、ここまでしてもまだ800円には届きません。残りの200円分は自腹を切ろうかとも思いましたが、ここまできたら何とか残り200ポイントを工面したい考え、僕はメルカリ特有の文化である「値切り交渉」を行うことにしました。

ようするに「800円の商品を600円にまけてちょ」ということです。

商品ページのコメント欄で素直に「ポイントが600ポイントだけあるんですが、600円なら即購入したい。値引きしてもらえませんか」と書くと、意外とすんなりと値引きに応じてもらえました。この商品の出品者がまだ取引数が少なかったことや、僕がほしかった商品が出品後1ヵ月以上売れていなかったことも功を奏したと思います。

かくして僕は、定価980円相当の書籍を実質タダで手に入れたのです。

頭を使う人と使わない人では大きく差がつく時代がくる

さて、僕がこの記事を書いたのは別に自慢をするためでもなんでもありません。ただ今回僕がほしかった本を手に入れるまでの一連の流れは、何も考えずに「ポチっていた」時の僕であれば、ただ980円を消費して終わっていたことは事実です。

インターネットがこれだけ発達して、そこから個人が受けられる恩恵は絶大なものになりました。今回僕が書籍をタダで手に入れられたこともその一例です。しかし、ネットがどれだけ人々に恩恵をもたらしていようとも、それに気づかない人はその恩恵にあずかることはできません。逆に気づいている人はその恩恵をどんどん利用して、着々と得をしているのです。

もちろん今回の僕の例では、僕の購入した商品の出品者が快く値引きを受け入れてくれた事が最大の要因です。しかし僕は何らの脅迫をした訳でもなく、コメント欄を使っての正攻法の交渉をしたまでであり、今回のことはその結果としての正当な利益だと思っています。

「気づかない」人の例

さて、ここでネットの恩恵に気づいていない人の例を紹介します。それは僕の両親です。初めに書いておきますが、僕は彼らを嘲り罵るためにこの例を出す訳ではなく、僕が感じた身近な例として出すだけですので勘違いしないようお願いいたします。

僕の両親は既に還暦を超えているのですが、最近新しくパソコンを買い替えました。そしてその際、古いパソコンから新しいパソコンに家族の旅行の写真のファイルを移そうとしていました。写真の容量はおよそ2ギガバイトです。

そのために彼らがとった行動は、家電量販店に行って必要な容量のUSBメモリを購入し、それを使って古いパソコンから新しいパソコンにファイルを移し替えるということでした。

ほとんどの方は気づいていると思いますが、たかが2ギガバイトの写真ファイルを一つのパソコンから別のパソコンに移し替えるだけなら、USBメモリを購入する必要性は一切ありません。

dropbox」なり「グーグルドライブ」なりのクラウドサービスを使えば、無料で手早くファイルの移動ができるのです。恐らく手慣れた人なら5分もかからないでしょう。

僕の両親はこれに気づいていなかったか、あるいは気づいていてもこの作業をするためのスキルがありませんでした。そのせいで、家電量販店に行くまでのガソリン代、USBメモリの購入費、そして何より貴重な時間を無駄に費やしてしまったのです。

もしかするとクラウドサービスを利用するとセキュリティリスクがあると考える人もいるかもしれませんが、ファイルを移し替えた直後に削除してしまえば、ほぼほぼノーリスクです。何よりセキュリティーの脆弱性の話をすれば、クラウドサービスそのものの存在意義を問うことになります。そもそも僕の両親がそこまで考えて動いていた可能性は皆無ですが……。

この件は、僕に一言相談してくれていれば、と今でも悔やまれる事例です。

自分の頭で考えよう

「ちきりん」っぽい見出しになってしまいましたが、まさにこれがこれからの時代重要だなと本当に思います。「お金」でも「時間」でも、手持ちの何らかの資源を投入する時に、インターネットを使って少しでも節約・効率化ができないかと考えて、これから僕は生きていこうと思います。

それでは。