元漫画家志望がPC用のペンを買って10年ぶりに絵を描いてみた

僕は高校生のころまで漫画家を目指して毎日漫画を描いていました。かなり本気だったので、某有名少年誌2社に自分で描いた漫画を持って行ったこともあります。

その時の体験談はこちら

www.suteneko3000.com

結局漫画家にはなれず、大学以降漫画を一切描いていなかったのですが、この度パソコン用のペンを買って10年ぶりに絵を描いてみたので、雑感を語りたいと思います。

パソコン用のペンを買った理由

僕のブログというのはかなり画像が少ないです。巷の人気ブログを見ていると、内容が面白かったり役に立つのは当然のことながら、画像がふんだんに使われていて視覚的に楽しめるものであることに気付きました。

それに気づいてから、僕もこのブログで著作権フリーの画像を挿入したり色々やっていたのですが、あまりしっくりきませんでした。フリーの画像ということは、他のブログやサイトでも使われているということなので、せっかくの自分のブログなのに他のブログと同じ画像を使っているというのは面白くありません。

そこで僕はこう思いました。「そうだ、自分で描こう!」

冒頭で書いた通り、僕は元漫画家志望です。漫画家を諦めてからは一切絵をかいていませんでしたが、一生懸命絵を描いていた高校生の頃の経験をこのまま腐らせてしまうのはあまりにもったいないと思いました。

そして、せっかく社会人になってデジタル製品を揃えられるようになったので、パソコンで絵を描くことを決意。思い立ったが吉日で、そのまま家電屋に足を運びました。

今回僕が購入したペン

僕が今回購入したのは、Mircrosoft Surface Pro用のペン「Microsoft Surface Pen」です。

僕は少し前に外でブログを書く用にSurface Pro 4を購入していたため、このペンを選びました。Surface Proは画面とキーボードが切り離せるようになっていて、画面だけでタブレットのように使うことができます。さらに、タッチスクリーンなので、画面の上に直接ペンを滑らせて絵を描くことができます。まるでプロになったようで、ちょっとだけ優越感に浸れます。

ちなみにこのペン、なんと10,000円もします。

僕はパソコン用のペンというのは、ペンの形をしているだけのただのプラスチックで、パソコン側がそのタッチを感知するだけなのだと思っていました。だから値段も高くて2,000円前後だろうと高をくくっていたところ、その5倍の値段を目の当たりにした時は「ペンの形をしたプラスチックが1万円ですかい……」と戦慄していました。

ところがよく調べてみると、このペンにはbluetoothが内臓されていたり、ペン先の傾きを検知して作画に反映するなどのたくさんのテクノロジーが詰まっていました。浅はかな自分を恥じつつも、技術の進歩に感動しきりでした。

ちなみに10,000円というのはAmazonの値段で、僕が足を運んだ某家電屋では12,000円でした。Amazonとの差額を見た時には正直悩みました。ですが、Amazonを選択すれば商品が届くのは翌日です。「絵を描こう!」と燃え上がった情熱が冷めないうちに買いたかったので、思い切って家電屋の高い値段で買いました。僕はこの選択をまったく後悔していません。

人生というのは一瞬一瞬の小さな決断で、大きく道が分かれることがあります。もし僕がこの時に2,000円を惜しんで家電屋で買わず、Amazonでぽちっていたら、商品が届く翌日までに熱が冷めていたかもしれません。もしそうなっていたら、人生における損失は2,000円どころではありません。このペンで絵を描き続けたら、もしかすると人生が変わるかもしれないからです。

結局僕はその日に家電屋でペンを購入し、家に帰って早速絵を描きました。久しく忘れていた絵を描く楽しさを思い出すことができたのです。

どんな絵を描いたのか

まだこのペンを買ってから4日しか経っていないので、ブログ用に描いた絵は2枚しかありません。その2枚を載せようと思います。

ちなみに予防線を張っておきますが、下手です。10年のブランクがあるから、なんて言い訳はしません。漫画家を目指していた当時から下手だったのです(だからプロになれなかったのですけど)。

では予防線も張り終えたのでどうぞ。

作品①

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この絵は親から夢を応援してもらった兄と、応援どころか罵倒され続けた僕。「兄弟差別」の原因はなんだったのか。という記事の中で、親から言われた「コンビニのゴミ箱を漁って、腐りかけのおにぎり食って生きていけ!」という暴言を受けた時の僕の心情を絵にしたものです。

1枚目から中々にヘビーな絵ですが、詳細は元記事を読んでみてください。

作品②

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こちらは 実家近くに転勤になって、毎週実家に帰っていた頃の話という記事で僕が「毎週実家に帰るなんて、こんな人生で良いのだろうか……」と思い始めた時のことを絵にしました。

カレンダーの挿絵がテキトーなところが反省点です。というか「月」が書いてない……。

今後描きたいこと

今はまだブログの挿絵しか描いていませんが、ゆくゆくはもう少し本格的な「漫画」を描いてみたいと思います。手始めに4コマ漫画当たりから初めて、ちゃんとコマを割った普通の漫画も描けたらいいなと思います。

1つのブログの記事全てを、文字無しで漫画だけで表現するなんてのも面白いかもしれません。はたまた、描いた漫画をキンドルのダイレクトパブリッシングで売ってみたりも挑戦したいです。

夢は広がりますが、まずはもう少し感を取り戻す必要があります。しばらくは過去記事に挿絵を追加していき、絵を描く習慣をつけようと思います。

それでは。