朝起きられないなら、奮発して「光目覚まし」を購入するべし!

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遅刻は社会人失格とよく言われますが、社会人が会社に遅刻する原因の圧倒的No.1が「寝坊」です。寝坊しないための対策としてほとんどの方が目覚ましを使っていると思いますが、そのほとんどがスマホなどのアラームで「音」による目覚ましではないでしょうか。

科学技術が発達したこのご時世には、「音の鳴らない目覚まし」を使って起床するのがスマートな方法です。音が鳴らなくてどうやって目覚めるのかというと、ズバリ「光」です。

実際に僕も光目覚ましを使って、毎日起床の手助けをしてもらっています。

体内時計を正常に保つ手助けをしてくれる光目覚まし

一言で言うと、セットした時間に強烈な光を発して目を覚ませてくれる目覚ましです。実は朝に光を浴びて目覚めることにはかなりのメリットがあります。

聞いたことのある方も多いと思いますが人間の身体には「体内時計」と呼ばれるものが備わっており、無意識のうちに日中は活動状態で、夜間は休息状態に切り替わります。ですが、この体内時計が狂ってくると日中に眠気に襲われたり、逆に夜間にまったく眠れなかったりといったトラブルが発生します。

この体内時計を正常な状態に保つ鍵となるのが「セロトニン」と「メラトニン」という脳内物質です。

まず、強い光を浴びることで「セロトニン」と呼ばれる目覚めを促す脳内物質が活性化され、よりスッキリと目覚めることができるようになります。さらに「セロトニン」が分泌から14~16時間ほど経過すると、睡眠を促す「メラトニン」の分泌が始まります。

つまり、朝にしっかりと「セロトニン」を分泌させておくことが、夜にスムーズに眠りにつくために重要ということです。そして「セロトニン」を活性化させるための光を浴びるため、「光目覚まし」は絶大な効果を発揮します。

部屋の明かりや、カーテンを開けるのではダメなのか

光を浴びるだけなら、部屋の電気をつければよいと思われる方もいるかもしれません。しかし一般的な家庭の照明の照度は700ルクス程度で、「セロトニン」の活性化を促すには2500ルクス以上の照度が必要と言われています。全然足りません。

だったらカーテンを開けて太陽の光を部屋の中に入れればよいと思われた方もいるかもしれません。確かに太陽の光ならばセロトニンを活性化させるのに十分な照度を得られるかもしれません。

しかし考えてみてください。朝起きる時間になってすぐベッドから出て、カーテンを開けに行けるほど目覚めが良い人には光目覚ましなんて必要ありません。特に寒い冬は布団から出てカーテンを開けに行くだけでもかなり辛いです。

ならば寝る時にカーテンを開けっぱなしにして、朝になったらそのまま太陽の光が入ってくるようにすれば良いでしょうか? ですが睡眠時にカーテンを開けっぱなしにしておくと外の光が部屋の中に入ってきて睡眠の妨げになります。僕は遮光カーテンで完全に外の光を遮断して、部屋の中がほぼ漆黒の暗闇になるようにして睡眠の質を上げています。よもやカーテンを開けっぱなしにして寝るなんて、もってのほかです。女性の場合は防犯上の問題もあります。

また、季節によって日照時間は変わってくるので、毎日同じ時間に光を浴びて体内時計を整えたいという希望には添いません。本当は6時に起床したいのに、日の出が朝の5時だった場合はその時間に無理やり太陽光で起こされてしまいます。果たしてそんな生活は理想でしょうか。

光目覚ましは、セットした時間になると自動で光を照射してくれるので、ベッドから出る必要はありません。さらに光の照射時間がどの季節だろうと設定した時間で一定にできるので、体内時計を整えるのにもってこいです。これが光目覚ましの圧倒的な利点なのです。

光目覚ましを使う際の注意点

ここからは光目覚ましを使う際の注意点を書いていきます。

置き場所について

まず、置き場所についてです。光目覚ましを設置する場所は、しっかりと光が自分に届く位置に置く必要があります。ベッドサイドに棚などが無い場合は、何らかの台を設置して良い具合に光の照射角度を調整する必要があります。まぁ台といっても僕のやっているように、空のダンボール等を利用する手もあるので、そこまで問題ではないでしょう。

値段について

ちゃんとした効果のある光目覚ましを買おうとすると、結構値が張ります。僕が使っているこちらの光目覚ましは4万円しました。

ブライトライトME+

ブライトライトME+

 

特殊なものとはいえ、目覚ましに4万円なんて頭おかしいんじゃないかと思われるかもしれませんが、当時の僕はそれほどまでに睡眠に悩んでいたので、まさに清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入したのです。

実際に光目覚ましを使うようになってからは、睡眠の質は明らかに改善されたので、4万円の投資は無駄ではなかったと思っています。

4万円は行き過ぎでも、やはり2万円以上の光目覚ましを購入した方が効果を期待できると思います。安物の光目覚ましもありますが、安物買いの銭失いになっては本末転倒です。

ライトは消耗品

僕が使っている光目覚ましのライトの寿命はおよそ1000時間と公式HPに書かれていました。それだけ使ったらライトを交換する必要があります。といっても、毎日1時間使ったとして3年近くは持つので、それほど交換頻度は高くないと思います。

光目覚ましは高価な商品なので、一度購入したからには10年以上は使いたいところ。そう考えるとライトの交換時期は必ず来るので、それを忘れて消耗した効果が半減したままのライトを使い続けるという悲劇は回避したいものです。

まとめ

ちなみに光目覚ましは体内時計を整えるだけでなく、「冬季ウツ」にも効果があると言われています。人間は光を浴びる時間が短いと、段々と気分が鬱屈してくるようになります。日照時間が短い冬はその危険性が高くなり、それが原因で引き起こされるウツのことを「冬季ウツ」と呼びます。

光目覚ましを使っていれば、日照時間が短い冬でも自分の好きなだけ強い光を浴びることができるので、医療現場でも「冬季ウツ」の対策として導入されているようです。興味の出た方はぜひ。