【羽田空港に宿泊!】「ファーストキャビン 羽田ターミナル1」のファーストクラスキャビンに宿泊してみた

先日、朝から飛行機に乗って旅行に行ってきたのですが、飛行機の出発が早朝だったため、羽田空港内の簡易宿泊所に前泊してきました。

泊まった宿泊所の名は、「ファーストキャビン 」。

東京、大阪、京都などの大都市を中心に展開していて、今回宿泊したのはその中の「羽田ターミナル1」です。羽田空港の第1旅客ターミナル1階に位置し、飛行機のファーストクラスをイメージしたコンパクトな造りになっています。

一晩泊まった感想を書いていきますので、今後利用を検討されている方は参考にしてください。

いわゆる「ホテル」ではない

さて、最初に書いておきたのは「ファーストキャビン」はホテルではなく、旅館業法上の「簡易宿泊所」だということです。なので、一般的なホテルを想像して利用すると痛い目にあいます。イメージとしては、少し豪華なネットカフェです。

一般的なネットカフェと同じく、通路の両脇に個人スペースがずらっと並んでいるような構造になっています。

また、部屋に鍵はかからず、各部屋の入口はアコーディオンカーテンで仕切られています。貴重品の管理は、ベッドの下、またはベッドサイドの鍵付き収納を使います。

そして男女の宿泊場所は別になっているので、異性に会うことはありません。

部屋の詳細について

羽田空港の「ファーストキャビン」には2種類の部屋があります。

  • ビジネスクラスキャビン(以下、ビジキャ)
  • ファーストクラスキャビン(以下、ファーキャ)

ビジキャは、自分が身を置ける場所が全てベッドの上です。ただ寝るだけなのであれば、値段も安いこちらの利用をお勧めします。

ファーキャは、ビジキャよりも1.5倍くらいの広さがあり、ベッドが置かれている場所とは別に床の上に立てるスペースがあります。よりゆったり過ごしたい場合は、こちらの利用が良いでしょう。

なお、ファーキャには丸テーブルもありますが、小さくてPC作業には向きませんので、仕事をしたい場合はフロント横の共有スペースで行うと良いでしょう。

どちらの部屋にも共通する事項として、以下の機能があります。

  • 各部屋ごとに空調の調節、照明の段階調節あり。
  • 部屋にはテレビがあり、受付でもらえるイヤホンで視聴する。

風呂について

ビジキャ、ファーキャ共に部屋の中にお風呂はありませんが、共同浴場を利用することができます。共同浴場内には、さらに個室のシャワー室が3つあります(無料)。

  • シャンプー、コンディショナー、ボディーソープは共同浴場に置いてある。
  • バスタオルとフェイスタオルは、各部屋に容易されているので持っていく。なお、100円でバスタオルとフェイスタオルのセットを追加で利用できる。
  • 髭剃りは有料。

留意事項

さて、簡易宿泊所ならではの留意事項があるので、こちらでまとめておきたいと思います。

携帯のアラーム利用禁止

部屋と部屋の仕切りが薄いので、小さな物音でも周りに聞こえてしまいます。従って、周囲の迷惑になるため朝の目覚まし用に携帯のアラームを鳴らすことは禁止されています。フロントで予めお願いしておけば、決められた時間にスタッフの方に朝起こしにきてもらうことができます。

ただ、僕が体験した限り、部屋の入口を少し開けて声をかけてもらうだけだったので、寝起きが悪い人や万が一2度寝した場合は大変なことになります。あまり信頼せず、音の鳴らない振動のアラームや、光で起こしてくれる光目覚ましを利用するなど、次善策は打っておいた方が良いでしょう。

隣の人のいびきが聞こえる

隣の人がいびきをかく人だった場合は最悪です。何度も書いたように部屋ごとの仕切りが薄いので、周辺の音は実によく聞こえます。

対策としては、受付で無料の耳栓がもらえるので、心配な人は受け取っておきましょう。自分の耳に合うか心配な方は、自前で耳栓を用意するか、ノイズキャンセリングのヘッドホンを用意するなどして対応しましょう。

その他

羽田空港のファーストキャビンは、宿泊だけでなく、ショートステイも可能です。

  • ファーキャ:1,000円/1時間。
  • ビジキャ:は800円/1時間。ビジキャは2時間から利用可能。

飛行機に乗る前に少し仮眠したい人や、空港に到着して家に戻る前に少し休みたい人は利用してみましょう。

まとめ

まとめになりますが、僕が羽田空港のファーストキャビンを利用して思ったことは一つです。

神経質な人は利用しない方が良い。

部屋の入口に鍵がかからないので、プライバシーはあって無いようなものですし、周囲の音もこちらが出す音も丸聞こえです。人によっては一睡もできない可能性もあります(僕は大丈夫でした)。

また、通常のホテルのように疲れをとってゆったりと過ごしたい人にも向きません。本当に寝るだけです。空港のソファで寝るよりはましという感じです(それよりかは大分マシか)。

選択肢の一つとして知っておくのは損ではないと思うので、頭の片隅にでも置いておくことをお勧めします。それでは。