27歳にして健康診断で「要精密検査」になりました

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社会人になって、学生時代から体重が10kg近く増えました。

しかしそれでも毎年の健康診断は何とか異常なしで突破してきたのですが、今年ついに「要精密検査」になってしまいました。僕は現在27歳で、大病を患うにはまだ早いと思っていたのですが油断大敵とはまさにこのことかもしれません。

実は既に精密検査を受けて結果も出ているので、健康診断で「要精密検査」となった場合にどのように対処すればよいのか参考にしていただければ幸いです。

検査結果:E(要精密検査)の文字を見て凍り付く

その日、いつも通り会社で仕事をしていると、事務の女性が僕当ての封筒を渡してくれました。封筒には健康診断の結果であることを示す文字が。

毎年この封筒を開ける時は緊張するのですが、でもまぁ年齢的にまだ大丈夫だろうと高を括っていました。しかし封筒を開けて中に入っていた紙を見た瞬間、恐怖の文字列が目に飛び込んできたのです。

検査結果:E(要精密検査)

その文字を読んだ瞬間、思わず「えっ……」という言葉が口をついて出てしまいました。言い表しようのない不安感と共に心臓の鼓動が速くなり、冷や汗が頬を伝います。

どこに問題があったのか詳しく検査内容を確認したかったのですが、その時僕は会社の自分のデスクにいたので、あまり健康診断の紙をジロジロと見ていると周りから「何かあったのか」と悟られてしまうかもしれません。

早く確認したい気持ちを抑えてとりあえず健康診断の紙を自分のカバンの中にしまい、退勤後に詳しく確認することにしました。ですが、その日はまったく業務が手につかず、頭に去来するのは「死」の一文字です。一日中憂鬱な気分で過ごしました。

家に着くまでに我慢できず、最寄り駅のホームのベンチで検査結果を確認する

その日の仕事が終わり退勤すると、一目散に電車に駆け込みました。やがて電車が僕の家の最寄り駅まで着き僕は電車を降ります。本当は家に走って帰って内容を確認するつもりでしたが、最寄り駅まで来たら知り合いもいないだろうと思い、はやる気持ちを抑えられず駅のベンチに座って健康診断の紙を開きました。

問題があったのが「肝機能」の項目でした。具体的な数値は以下。

  • AST(GOT):33(基準値0~30)
  • ALT(GPT):98(基準値0~30)
  • r-GTP98(基準値0~50)

上記は肝機能を表す数値で、基準値以内に収まっていれば問題ないとされます。

ご覧の通りいずれも基準値オーバーしています。AST(GOT)はまだ基準値から3オーバーですが、r-GTPは48オーバー、ALT(GPT)に至っては68オーバーです。

基準値を3倍以上オーバーしている項目があることが分かり、ベンチに座りながらめまいがしたことを覚えています。

ガクブルしすぎてネット検索しまくる

実際の数値を見てさらに怖くなった僕は、ネット検索で肝機能について調べまくりました。一般的には肝機能はお酒の飲みすぎなどで数値が悪くなることが多く、お酒を飲まないのに肝機能の数値が悪いのは良くないことが分かりました。

※ちなみに僕は一切お酒を飲みません。

その他に、以下のような原因で肝機能の数値が悪く出る場合があるようです。

上記の項目の中で、僕は二つ思い当たるふしがありました。

サプリメントの飲みすぎ

僕はこちらの記事でも紹介したように、1年半以上サプリメントの摂取を続けています。

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具体的には

  • ビタミンCサプリ:1日2粒
  • ブルーベリーサプリ:1日2粒
  • 野菜サプリ:1日4粒

いずれもメーカーの推奨摂取量です。

しかし、サプリメントの成分や服用者のアレルギーによっては肝機能に悪影響が出てしまうことがあるようでした(後の病院での診察でこの可能性は低いと言われました)。

エナジードリンク/栄養ドリンクの飲みすぎ

僕はレッドブルというエナジードリンクが大好きで、毎日1本を常飲していました。しかしこういったエナジードリンクや栄養ドリンクは飲みすぎると肝臓に悪影響を及ぼす場合があるとのこと。1日1本なら問題ないと思っていたのですが、やはりこれが良くないのだろうかと考えました(後の病院での検査で、この程度なら影響はないと否定されました)。

が、それでもやはりレッドブルは砂糖がドバドバ入っていて健康に悪いので、マジで対策してやめました。

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病院で精密検査を行う

ひとしきり色々と調べましたが、自分一人で悶々と悩んでいても埒があきません。健康診断の結果の紙にも「できるだけ早く医療機関を受診してください」と書かれてありました。僕はその日のうちにかかりつけの病院に電話をかけて、精密検査の予約を行いました。

電話口では「健康診断の結果で具体的に引っかかった項目」を伝え、肝機能が悪かったと伝えると消化器内科の予約を指示されました。そして、来院する際は健康診断の結果の紙を持ってくるように言われました。

検査当日、受付で健康診断の結果を渡し、しばらくすると診察室に通されました。診察質にいた先生は若い男性の方で、僕の健康診断の結果を見た初見を話してくれました。そして、さっそく色々と質問されました。

お酒に関してはまったく飲まないことを伝えました。サプリメントについては、やはり聞かれたとばかりに飲んでいるサプリメントの種類を全て伝えました。なお、僕が摂取しているサプリメントの量くらいでは、通常肝機能に影響が出るとは考えにくいとのことでした。

また、先生は肝臓に脂肪がついてしまう症状である「肝脂肪」かもしれないともおっしゃっておりました。

(それってつまりデブってこと……? )

と僕が訝し気な表情をしていると、先生は「まぁ血液検査でも色々と分かるので、やりましょう。それと念のために腹部エコーもやりましょう」とおっしゃりました。

そのまま採血と腹部エコーを終え、結果についてはまた1週間後聞きに来るということになりました。

検査の結果は……

検査結果を聞きに行く当日、診察室に通された僕は心臓バクバクでした。診察室にいたのは前回僕の診察をしてくれたのと同じ先生で、検査結果を淡々と僕に伝えました。それをまとめると以下です。

  • 腹部エコーの結果、怪しいものはなし
  • 採血の結果、肝機能の数値は全て正常値に戻っている
  • 総合的に見て心配はいらない

はい、結論から言うと問題ないとのことでした。

何より驚いたのが、会社の健康診断で異常値を示した肝臓の数値が、病院で再度検査した時には全て正常値になっていたということでした。具体的には

  • AST(GOT):33⇒20(基準値0~30)
  • ALT(GPT):98⇒27(基準値0~30)
  • r-GTP:98⇒32(基準値0~50)

ご覧の通り、全て基準値内に収まっていました。

こんなことってあるのか? と僕が面食らっていると、先生曰く当日の体調(風邪など)によっては肝機能の数値が一時的に上昇してしまうこともあるのだそうです。

何はともあれ、今回僕は助かりました。

まとめ

さて、今回の僕は体調不良による一時的な肝機能数値の悪化により肝を冷やした訳ですが、それでも今回のことがただの無駄だったとは思っていません。

上で書いたように、毎日飲んでいたレッドブルは辞めました。例えこれが問題ではなかったとしても、やはり砂糖がどっさり入っているエナジードリンクを毎日飲んでいればいずれ身体に悪さをする可能性があります。

そしてもう一つ、社食で食べるメニューを野菜中心に変えました。

これまではご飯を大盛にしたり、肉料理を中心に選んでいたり、時にはラーメンでお昼をすますこともありました。それを今回の経験を元に、サラダバーを中心とした野菜がメインの食事内容に変えました。これは今後も続けていきます。

最後になりますが、健康診断で「要精密検査」の結果が出ても、今回の僕のように精密検査の結果「異常なし」となることも多いのだそうです。なので皆さんも「要精密検査」となったら無駄に不安になることなく、速やかに病院で検査を行うことをお勧めします。