風邪で会社を休むことについて考える

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以前会社で頭痛が発生し、しばらくしても治らないのでやむなく上司に許可を得て家に帰ったことがあります。その日の帰り道でふと考えたことが、「バファリン飲んどけば別に帰らなくてもよかったんじゃね?」ということです。

その日以来、僕は会社の自分のデスクにバファリンを常備しておくようになり、頭が痛くなったらすかさず服用して定時まで持たせるようになりました。

体調が悪くても薬を飲んでまで会社に残ろうなんて、まさに社畜的思考回路と揶揄されそうではありますが、会社を途中で帰るってかなり損なことなのです。以下にその理由を語ります。

突発的な休みがあまりに多いと、徐々に周りの信頼を失っていく

社会人であれば一度は考えたことがあると思いますが、風邪などの理由で月にどれくらい会社を休んでも良いものでしょうか。よほどのブラック企業でない限り、体調が悪いので今日休みますという社員に対して出社を強要するということはないでしょう。

しかしながら突発的な休みがあまりに多い人というのは、たとえやむを得ない理由であったとしても少しづつ周りの信頼が失われていきます。個人的には1ヵ月に1日がボーダーラインだと思っていて、それを上回る突発的休みが頻発する人は大きな仕事は任されないと思います。

なお、これはあくまでも突発的な休みに限った話であって、土日祝はもちろん、事前に申請して取得した有給などは含まれません。ようするに、本来ならば出社するはずの日に休むという場合です。

1日休んでも、途中で退勤しても「休んだ」という印象は同じ

例えばある出勤日、午後から具合が悪くなり退勤したとします。実際にはこれは半日の休みでしかありませんが、「休んだ」という周りの印象はその日出社せずに1日休んだ場合とあまり変わりません。

翌日に出社したときは恐らく周りの同僚が「体調大丈夫?」と声をかけてくれるでしょう。この言葉はうれしいものなのですが、少しうがった見方をすると、「ワンペナルティついた」と考えることもできます。

休むなら最初から休む、出勤するなら定時までいるのが理想

僕は会社を途中で退勤するくらいなら、その日は出社せずに休息に割り当てた方が賢明だと思います。そして、もう出社してしまっているなら、多少の体調不良に見舞われても薬などでうまくごまかして定時までやり過ごすのが理想です。

とりあえず定時までやり過ごしてさえしまえば、退勤後は栄養のある食べ物を摂取するなり栄養ドリンクを飲むなり、家に帰ってさっさと寝るなりして体調を回復するチャンスがあります。定時まで居てさえしまえば、その日は普通に出勤したのと変わらないのです。

それでも駄目なら翌日休んだって問題ありません。途中で退勤して翌日も休むより遥かにマシでしょう。

まとめ

さて、ここに書いたのは個人的意見であり、反論も数多くあると思います。もちろん本当に体調が悪ければ、就業中であろうがなんだろうが帰るのが当然です。あまり無理して倒れて救急車沙汰になれば、その方が印象が悪いでしょう。

でも、多少の頭痛であれば最近の薬はかなり効果があって、退勤までの数時間であればごまかせてしまう力があります。

帰るか残るかの選択をするのは自分ですが、デスクに常備薬を置いておけばその選択の幅を広げることができるのです。